本日は大変危険なタイヤのバーストについてご紹介致します。
「そもそも、バーストって何?」
バーストという言葉通りですが、走行中にタイヤが破裂する現象 の事を言います。
主に外部からの衝撃や空気圧の低下、タイヤの劣化でバーストが発生します。
乗っている方はもちろんですが、走行中に起こりますので周囲を巻き込んでしまい大事故に繋がる危険性がございます。
バーストしてしまったタイヤをご覧ください。
バースト直後に惰性で走行したため、全部サイドが切れてしまっています。
タイヤが1周切れてしまっており、分離しています。
タイヤは原料ゴムやタイヤコード、補強材、ビードワイヤー、配合剤の原料で構成されており、配合剤の中には老化防止剤や加硫剤が含まれているのにバーストするということは、かなり劣化していると考えられますね。
何が原因でバーストは起こるの?
主に下記が原因でバーストが起こると言われております。
タイヤの空気圧不足
バーストの中で一番多い原因です。
JAF ロードサービスの一般道路の主な出動理由の約18%がタイヤのパンク、バースト、エアー圧不足、高速道路ではタイヤのパンク、バースト、エアー圧不足が約39%というデータが出ています。
この空気圧不足の状態で高速走行をしますとタイヤの下側がつぶれて横面がふっくらしてきます。
その現象を「スタンディングウェーブ現象」といい、この現象によりタイヤが熱をもち、耐えれなくなったところでバーストしてしまいます。
運転している人には分かりづらい現象なので、高速道路を走行する前はガソリンスタンドなどでチェックしてもらいましょう。
タイヤの劣化
タイヤはゴムなので劣化していき、ひび割れ、硬化が発生しバーストの原因となります。
溝がしっかりと残っていても、ひび割れや摩耗がある場合は、安全面を考え速やかにタイヤの交換をしましょう。
タイヤの損傷
タイヤを縁石で擦ってしまった際の傷等も原因のひとつです。
悪路を走行していたり、障害物を踏んで衝撃を受けたりしてタイヤにコブ(セパレーション)ができていると大変危険です。
もし障害物を踏んで走行が悪くなりましたら、安全な場所に停車させスペアタイヤに履替えるようにしましょう。
過積載
過積載になると大きな力がかかってしまいます。
タイヤに大きな負担がかかってしまうと「スタンディングウェーブ現象」のようになります。
過積載はトラック等が多い為、大事故に繋がる可能性が高く、大変危険です。
なるべくタイヤに負担を掛けないように、多くの積み荷をのせないようにしましょう。
タイヤのバーストを防ぐ方法
原因から考えると、ほとんどが日常点検で未然に防ぐことができるものばかりです。
下記項目を日常的に点検実施しましょう。
空気圧の点検
適正な空気圧かチェックする。※ガソリンスタンド等で確認できます。
空気圧不足は偏摩耗してタイヤの消耗が早くなり、バーストにもつながりとても危険です。
異常がある場合は早急にタイヤを交換しましょう。
タイヤの状態の確認
サイドウォールの傷や膨らみ(セパレーション)がないか。
大きなひび割れがないか。
釘などを踏んでいないか。
高温を避け、長時間紫外線にあたらないように保管をする。
過剰な積載をしない
多くの積荷をして効率を上げたい気持ちは、痛いほどわかりますが、タイヤのバーストに繋がるので、積載量を守るようにしましょう。
さていかがでしょうか。
車は大変快適で便利な物ですが、その反面、点検を怠ると大変危険な物でもあります。
その足元を支えているのが、タイヤです。
何かがある前に、写真のようになってしまう前に、事故を起こしてしまう前に、交換をする。
日常点検を行い未然に事故を防ぎましょう。
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