こんにちは、タイヤ買取ナンバーワンです。
新年度を迎え、新しいことを始めたくなる季節ですね。
車のドレスアップを考えている方も多いのではないでしょうか?
車のドレスアップでおすすめするのは、ホイールの交換!
足元をカスタムするだけで、車の印象がガラッと変わります。
では、どんなホイールを選べばいいのでしょうか?
まずはホイールについての特徴を知ることが大事です。
この記事では、ホイールの種類について、5つの視点から解説していきます。
自分の好みに合ったホイールを見つけていきましょう!
もくじ
ホイールの種類項目
まず、ホイールの種類というのは次の5つに分けて見ることができます。
- 材質
- 製造方法
- 構造
- デザイン
- 純正
これらは、軽量(燃費)、機能性、デザインの種類、コストパフォーマンス、剛性などに関わってきます。
では、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
材質について
ホイールは主に「スチール」「アルミ」でできているものが一般的です。
また、他の素材でできたものについてもご紹介します。
スチール
鉄鋼が原材料のホイールです。鉄チンとも言います。
少し前の国産車では多く用いられていました。
現在はトラックやバス、ホイールキャップ(ホイールカバー)を装着して軽自動車などによく見られます。
安価で丈夫なところが、スチールホイール最大のメリットです。
歪みにくく、例え錆びてもサンドペーパーやワイヤーブラシで落とし、塗装することで再利用できます。
一方、鉄は当然重く、加工しづらいのでデザインのバリエーションは少なくなります。
敢えてホイールキャップを外して雰囲気を楽しんだり、塗装をDIYしたりするなど、スチールならではの無骨さやカスタムの幅を好む愛好家の方もいますよ。
アルミ
アルミニウム合金が原材料のホイールです。
輸入車の場合、アロイホイール(alloy wheel)と記載されていることもあります。
アルミは鉄に比べて軽く、腐食しにくい素材です。
軽量でハンドルの操作性が向上するため、燃費が良くなるという面もあります。
加工も簡単なので、様々なデザインを作ることができます。
しかし、スチール程の強度はなく、頑丈にするためにはある程度肉厚にする必要があります。
このために価格は高くなり、場合によってはスチールホイール以上に重量のある製品になることもあるのです。
その他
マグネシウム
アルミホイールより更に軽量の、マグネシウム合金のホイールもあります。ゆがみにくいという性質も持っています。
運動性能に優れているという点で、主にレースで使われる車に装着されています。
しかしこちらは加工がより難しく、素材自体も高価という特徴があります。また、腐食に弱いというところから、乗用車用のホイールとしては出回っていません。
カーボン
マグネシウムと同様、アルミホイールよりも軽量のホイールです。
さらに耐久性も備えている、次世代のホイールと言われていますが、そのぶん加工自体も難しく、加工のコストがかかりすぎるという点があげられます。
機能パフォーマンスに非がないのに反比例したコストパフォーマンスにより、カーボンホイールの流通量は非常に少ないという現状です。
製造方法について
次に、材質を加工する、製造方法について説明します。
製造方法には、主に鋳造と鍛造の2つの製法があります。
※近年は、アルミホイールが主流となっているため、アルミ材質としての製法を解説しています。
鍛造
鍛造(たんぞう)とは、金属を叩いて成型する加工法です。
鉄などの金属を熱して、打って強くすることを「鍛える」といいますよね。その「鍛」で造る方法が、名前の由来となっています。
ホイールの成型方法としては、アルミ合金の塊を高圧プレスしてディスク部分を成型し、その後リムを延ばす圧延加工を行います。
その後、削り取り加工などを加えていき、形状を整えます。
一つの金属の塊から一つのホイールを作り出すイメージですね。
圧力がかかることで、金属の密度が増し、薄く軽くしても強度を出すことができます。
しかしプレス機で延ばしていくという製法は、複雑なデザインをつくるのは難しいという点もあげられます。
また、工程が多いので、コストもかかる上に大量生産にも向いていません。
鋳造
鋳造(ちゅうぞう)とは、溶かした金属を型(鋳型)に流し込んで冷やし固める加工法です。
鋳型の「鋳」で造る方法なので、この名前で呼ばれています。
具体的には、事前に鋳型を作っておく、アルミ合金を高熱で液状に溶かすという作業が必要となります。
しかし鍛造と違うところは、液状の金属を型で冷やした時点で、成型がほぼ完成する、つまり工程が少ないという点です。
型に流し込むということから、
- 複雑なデザインにも向いている
- 大量生産に向いている
というメリットがあります。つまり、デザイン性に富みつつも、コストを抑えられるということです。
一方で、金属の密度は少ないために、強度を出すためには厚みを増やさないといけません。そうなると軽量化は難しくなってくるという点も見えてきます。
その他
ここまではアルミホイールの製造法について、「鍛造」と「鋳造」をご紹介しましたが、スチールホイールの製造方法についても例をあげましょう。
スチールホイールを製造する工程例は、以下となります。
- ディスクは鋼板をプレスして成型
- リムはロール成型でリング状にする
- パーツを溶接
このように、金属の板からそれぞれのパーツを作って組み立てるイメージです。
一塊の金属を鍛える、溶かした金属を型で冷やす、とはまた違った工程が面白いですね。
構造について
製造方法について、アルミホイール鍛造は一塊の金属を鍛える、アルミホイール鋳造は溶かした金属を型で冷やす、スチールホイールは、パーツをそれぞれ作って組み立てるイメージをご紹介しました。
しかし必ずしも鍛造・鋳造が1つの金属からできているわけではなく、パーツで分かれているものも存在します。
その構造を、「1PIECE(ワンピース)」「2PIECE(ツーピース)」「3PIECE(スリーピース)」と表します。
1PIECE(ワンピース)
ディスク、リム(側面)などすべての部分が一体して成型された構造です。
メリット
- 生産工程が少ないので、コストを抑えられる
- 軽量化しやすく、剛性もよくなる
デメリット
- デザインの幅が少なくなる
2PIECE(ツーピース)
ディスクとリム(側面)の2つを繋いで一体化した構造です。
メリット
- 別々のパーツで作ることで、加工がしやすい
- インセット調整が細かくできる
- デザインの幅が広がる
デメリット
- 工程が増える分、コストが上がる
- 1PIECEに比べ、剛性が落ちる
3PIECE(スリーピース)
ディスクとアウターリム、インナーリムの3つを繋いで一体化した構造です。
メリット
- 別々のパーツで作ることで、加工がしやすい
- インセット調整が細かくできる
- 2PIECEより更にデザインの幅が広がり、深リムが可能
デメリット
- 工程が増える分、一番コストがかかる
- 剛性の確保が一番難しい
この構造を知っておくと、デザインにとことんこだわるのか、カスタムの予算を最優先するのかを考えたときに、選びやすくなります。
車種によって合う・合わないもあるので、そこのチェックも忘れないようにしましょう。
デザインについて
デザインは、ドレスアップを目的としたカスタムにおいて重要な項目です。
ここでは、主に4つのデザインについて解説します。
スポーク
スポークとは、ホイールの中心から外側(リム)にかけて繋がっている棒を指します。
このスポークが放射状にのびた基本のデザイン、それがスポークホイールです。
隙間が大きく空いていることでブレーキの放熱性も高く、軽量であるという特徴を持ち、ベーシックながら人気のデザインとなります。
スポーツタイプの車にマッチしやすいです。
フィン
基本のスポークタイプよりもスポークが細く、本数が増えたデザインです。
送風機の羽(フィン)のような形状から名前がきており、冷却性に優れたデザインでもあります。
細かなスポークデザインにより、より繊細かつ高級感のあるイメージとなります。
また、細いスポークがホイール自体を大きく見せる効果も持ち合わせているので、ラグジュアリー系の車にマッチしやすいです。
メッシュ
スポークが網目状(メッシュ)になっているデザインです。
その高級かつ華やかなデザインからドレスアップ効果をより感じられるのが特徴です。
また、メッシュを多くすることで強度が出やすいというメリットもあげられます。反面、メッシュの多さから重量が増すという点もあります。
輸入車などはもちろん、セダンやミニバン、SUVにもマッチしやすいです。
ディッシュ
ホイール中心のディスク部分が皿(ディッシュ)のような1枚の盤面になっている形状が特徴です。
スポークやメッシュよりも金属が多く使われていることから、剛性が高く、空気抵抗を抑える効果があります。
また、面積の大きさからも存在感があり、車をより大きく見せることもできます。
しかしその重さから燃費面については注意が必要です。
高級感と存在感を両立させたい時など、大型車にマッチしやすいです。
その他
以上のように、主に4つのデザインからなるホイールですが、アレンジを加えた独特なデザインのホイールもあります。
一つ例をご紹介しましょう。
こちら「和道桜 五分咲き(ピンクブラックポリッシュ)」です。
スポークタイプで分類できますが、桜の花びらの形となったスポークがダブルフェイスで重なり、立体感のあるデザインが面白いですね。
これからの季節のお花見に合いそうな、遊び心のあるホイールデザインです。
純正について
最後に、ホイールのメーカーについてご紹介します。
ホイールメーカーは様々なものがありますが、車にとって純正かどうかという点で、「純正ホイール」「社外ホイール」の2つに分けられます。
純正ホイール
その名の通り、自動車メーカーが純正品として出しているホイールです。
主なメリットは以下の3点です。
装着サイズがぴったり
純正ならではの最大のメリットです。それもそのはず、メーカーが車に合わせて製造したホイールなので、その車のために作られたサイズとなります。
装着できるかどうかという心配は一切しなくていいので、気に入ればすぐに購入しても、失敗することがありません。
デザインの調和
純正品として作っているだけあり、デザインも車本体との調和を考えられたものです。自分の車に似合うかどうかを考えなくてもいいので、バランスよく仕上げることができます。
さらにグレードをあげることで、ぐっと高級感が増したりスタイリッシュになったりするので、確実なカスタムと言えます。
強度・剛性に優れている
自動車メーカーには、強度や耐久性、剛性など、社内独自の基準を持っています。
純正ホイールは、その基準をクリアしたものなので、それらの面で優れていると言えます。
その強度や剛性により、重くなりがちではありますが、鍛造にすることにより高剛性と軽量化を両立させたものも増えてきており、一概に「純正=ホイールが重い」とも言えなくなっています。
社外ホイール
対して社外ホイールは、自動車メーカー外から出されているホイールです。
車に対して作られているというよりは、汎用性のあるホイールというイメージなので、適合するかどうかはしっかり確認しないといけません。
しかしそこをクリアすれば、純正にはないメリットも見えてきます。
軽量化が図れる
先程「純正ホイール」でご紹介したように、強度と剛性を持った純正ホイールはどうしても重くなりがちです。
比較して、社外ホイールはホイール自体の重さを軽くしやすくなります。
デザインでオリジナリティを出せる
社外ホイールはメーカー独自の強度・剛性基準がない分、製造方法の幅が広がります。
すでにご紹介した鋳造、2PIESEなどの種類分けで探していくと、より希少なデザインのホイールを見つけることができるかもしれません。
他とは違う、珍しいデザインに仕上げたい場合は、社外メーカーに注目するといいでしょう。
安価なものが選べる
社外ホイールのデザインのメリットでは、製造方法の幅が広がることにより、希少なデザインもある、ということをお話ししました。
製造方法の幅が広がるということは、工程が少なく単構造の、コストを抑えた製造方法のホイールも多くなるということです。
安全性を十分注意しなければいけないことを念頭に、リーズナブルなホイールもたくさん生産されているので、純正に比べると、安価という点で選択肢も多くなります。
まとめ
以上、ホイールの種類について、5つの視点からのご紹介でした。
例えば、
- 軽量化
アルミ、鍛造、1PIESE、スポーク、社外品 - 希少デザイン
アルミ、鋳造、3PIESE、フィン・メッシュ、社外品 - コスパ最優先
アルミ、鋳造、1PIESE、スポーク、社外品 - 剛性重視
スチール、鍛造、1PIESE、ディッシュ、純正
というように、自分の求めているものに特化した特徴のある種類を選んでいけば、ホイールの絞り込みもしやすくなります。
それぞれにメリット・デメリットは存在するので、デメリットも把握した上で決めると、愛着を持って長く使うことができますね。
自分の車とのマッチングも忘れないようにしましょう!
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