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最近急速に普及している『空気圧センサー』ですが、「空気圧センサーって何?聞いたことはあるけど詳しくは知らない・・・」と、意外と空気圧センサーの仕組みや必要性、『交換する必要がある』ことをご存知ないまま、運転されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、空気圧センサーについてお話します!
空気圧センサーとは?
空気圧センサーとは、自動車を安全に走行させるために、タイヤ内の空気圧のモニタリング(監視)を行い、規定値よりも空気圧が低下すると、チェックランプなどでドライバーへ危険を知らせるものです。タイヤに釘などが刺さり少しずつ空気が抜け、自走できなくなる・・そんな怖い出来事を防いでくれます。
空気圧センサーが世界で一気に普及したきっかけは、2000年にアメリカで起きた事故でした。高速道路で走行中に、空気圧低下によりタイヤが剥離・バーストし、横転した事故。この事故がきっかけで、自動車の安全性に関する規則『TREAD法』がアメリカで可決しました。(アメリカのみ)。
TREAD法では、タイヤの空気圧不足を警告する装置、TPMS (タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム Tire Pressure Monitoring System)の装着が義務化され、現在では、いわゆるアメ車には全車搭載されています。アメリカだけではなく、EU、韓国も続々と義務化をしており、これらの国で販売される日本車にはTPMSが標準装備されています。
空気圧センサーが作動したらどうしたらいい?
この警告灯が点灯したら、安全な路肩に車を寄せ、タイヤをチェックしてください。パンクや異常等なければ、最寄りのガソリンスタンドなどで空気圧のチェックをしてもらってください。
直接式の空気圧センサーは、空気を入れると自動的に消灯する物が一般的ですが、手動でリセットが必要なものもあります。リセット方法やリセットボタンの位置については、取扱説明書などを確認しましょう。
空気圧センサーは2種類ある
一般的な空気圧センサーの検知方法は、『間接式』と『直接式』の2種類があります。
▶︎『間接式』空気圧センサー
ABS用の車速センサーを利用したものです。空気圧が低くなるとタイヤの回転速度は低下します。規定の値より回転速度が低下した場合に、ドライバーに知らせます。タイヤホイールの交換時にセンサーの交換が必要ないことや、電池切れの恐れもありません。主に、メルセデスベンツなどのドイツ車に採用されています。
▶︎『直接式』空気圧センサー
ゴムバルブとセンサーが一体になった仕組みによって検知する方法です。
直接式の空気圧センサーは、主にアメ車、ポルシェ、レクサス、日産が採用しており、検知能力が一番高い監視装置です。デメリットは、電池切れの場合、交換が必要であること、タイヤホイール交換時に合わせて設定、交換が必要なことです。
空気圧センサーの交換のタイミング3点
前の項目で、2種類の空気圧センサーについて紹介しましたが、あなたの愛車にはどちらのセンサーがついていますか?もう察されている方もいらっしゃると思いますが、『直接式』の空気圧センサーを使われている方は、場合によっては、交換の必要性がでてきます。それでは、どのような時に交換が必要なのでしょうか。
▶︎故障したとき
空気圧センサーも機械なので故障することがあります。物理的に破損した場合は、警告灯が長らく点かない状態になります。「最近空気圧センサーが点灯することはなかったし、気にしていなかったな」と心当たりのある方はディーラーなどに見てもらうことをおすすめします。
また、空気はちゃんと入っているのに警告灯が点灯することもあります。異常もないのに警告灯が出続けるのはとても目障りですよね・・この場合、空気圧センサー内部のタイヤプレッシャーセンサーが壊れてしまっている可能性が高いので、交換の必要があります。
▶︎寿命がきたとき
直接式空気圧センサーは電池式ですので、電池切れをおこします。上記故障の時と同じような現象が起きますので、交換を行いましょう。
上記2点は空気圧センサーが壊れた状態で、正常に作動していないことになります。こまめに空気圧チェックをされている方は心配ないですが、そうでない方は、いつタイヤがバーストしてもおかしくない状態になっているかもしれません・・・
▶︎5年目車検
一番おすすめするのは、定期的な交換です。空気圧センサーの寿命は4~6年程度といわれています。愛車が製造から3〜5年を超えたあたり、つまり、5年目車検の際、タイヤと一緒にセンサーも交換してしまった方が後々安心です。
まとめ
当社がおすすめする、空気圧センサーの交換のベストタイミングは『5年目車検』!愛車の燃費や走りに大きく影響する空気圧。完全に空気がなくなった状態で走行すると最悪ホイールにまでダメージが及び、修理費が高額になる恐れもあります。大きな事故を未然に防ぐためにも、空気圧センサーは心強いタイヤの監視役となりますね。空気圧センサーはいざ交換しようと思ったとき、タイヤをホイールから外して再度組み付けなければならないので、工賃や時間がかかります。金銭面と時間に余裕を持って行いましょう。
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